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東京都心の地価が反転?下落基調に転じる兆候かも?

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参考:不動産実務TIPS|FACEBOOKページ

同じく不動産鑑定士の田原拓治さんの鑑定コラムを読んでいたら、興味深い記事がありました。もう少し深く調べてみても面白そうなので、ご紹介がてら調べてみました。

参考:鑑定コラム|1593)都心住宅地価格が下落し始めた

是非、鑑定コラム本文を読んでいただきたいのですが、地価が下落しはじめたのは野村不動産アーバンネットが3か月に一度発表している価格動向調査(実勢調査)です。

URL:野村不動産アーバンネット価格動向調査(実勢調査)について

首都圏エリア「住宅地価格」の動向

首都圏エリアでの住宅地価格は2013年7月以降上昇傾向を続けています。「住宅地価格」については四半期ベースで+0.3%、前回のH28年10月では+0.1%なので、上昇を強めてますね。

画像引用:野村アーバンネットこれは中古マンションに対してもいえることで、中古マンションについても上昇率は強くなっています。一部中古マンションは下落に転じたという報道もありましたが、野村アーバンネットの数字を見る限りではまだまだ強い。といった感じでしょうか。

東京23区の「住宅地価格」の動向

東京23区内では70地点の地価が坪単価とともに発表されています。そのうちの8地点が今回調査から下落に転じています。

平成28年前半には下落地点はありませんでしたが、平成28年10月から下落地点がではじめます。平成28年10月には下落地点が4か所(全体のうちの5.7%)、今回の平成29年1月調査では8か所(全体のうちの11.4%)と増加しています。

前回下落だった4地点はいずれも今回は横ばいとなっており、今回下落の8か所は新たに今回から下落に転じた地点です。

では具体的に8か所の地点(地区)を見ていきたいと思います。

 港区高輪4丁目の地価

品川駅の西口付近、起伏はあるものの非常に利便性の高いエリアです。

時点坪単価変動率
H28.1450-
H28.44500.0%
H28.74500.0%
H28.104602.2%
H29.1450-2.2%
年間0.0%

前期比では下落しているものの、平成28年1月と比較した年間では横ばいです。

港区三田2丁目の地価

慶應義塾大学や大使館なども多いエリア

時点坪単価変動率
H28.1470-
H28.44700.0%
H28.74802.1%
H28.104800.0%
H29.1475-1.0%
年間1.1%

前期比では下落しているものの、平成28年1月と比較した年間では+1.1%と上昇です。

港区芝浦2丁目の地価

田町駅から徒歩数分。ビルが多いですね。

時点坪単価変動率
H28.1365-
H28.43650.0%
H28.73804.1%
H28.103800.0%
H29.1375-1.3%
年間2.7%

前期比では下落しているものの、平成28年1月と比較した年間では+2.7%と上昇です。

港区白金台4丁目の地価

田舎者にはセレブな香りがする白金台。

時点坪単価変動率
H28.1480-
H28.44800.0%
H28.74800.0%
H28.104800.0%
H29.1475-1.0%
年間-1.0%

前期比では下落、平成28年1月と比較した年間でも△1.0%と下落傾向です。

新宿区左門町の地価

小規模なビルが多い新宿区左門町

時点坪単価変動率
H28.1270-
H28.42803.7%
H28.72800.0%
H28.102800.0%
H29.1275-1.8%
年間1.9%

前期比では下落しているものの、平成28年1月と比較した年間では+1.9%と上昇です。

品川区上大崎2丁目の地価

目黒駅北側の一帯を占める品川区上大崎2丁目

時点坪単価変動率
H28.1450-
H28.44500.0%
H28.74500.0%
H28.104500.0%
H29.1445-1.1%
年間-1.1%

前期比では下落、平成28年1月と比較した年間でも△1.1%と下落傾向です。

世田谷区上野毛3丁目の地価

東急東横線二子玉川駅からも近い世田谷区上野毛3丁目

時点坪単価変動率
H28.1235-
H28.42402.1%
H28.72400.0%
H28.102400.0%
H29.1235-2.1%
年間0.0%

前期比では下落しているものの、平成28年1月と比較した年間では横ばいです。

葛飾区お花茶屋1丁目の地価

唯一の23区東のエリアからは葛飾区お花茶屋1丁目です。

時点坪単価変動率
H28.1100-
H28.41000.0%
H28.71000.0%
H28.101033.0%
H29.1100-2.9%
年間0.0%

前期比では下落しているものの、平成28年1月と比較した年間では横ばいです。

まとめ

3月末になれば国土交通省より地価公示の価格が発表されますが、どのような傾向になるんでしょうね。今回の記事との比較も行ってみたいと思います。

参考:公示価格、基準地価、相続税路線価、固定資産税評価の違いは?

一般的に地価の上昇・下落は都心を中心に地方圏へ波及する傾向があるといわれています。下落地点が4地点、8地点と増加していますので、これが大きな流れになっていくのか、もう少し注視したいですね。

なんとなく東京五輪のある2020年までは地価は上がり続けるのかと思っていたんですが、そうでもなさそう?地価の把握はやはり難しいですね。

参考:由緒ある東京の高級住宅街、「城南五山」の地価を調べてみた

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