空き家の専門家って何がある?

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空き家対策特別措置法が施行後、公共機関・民間ともに空き家に対しては問題意識を強くもって様々な取り組みが行われています。

空き家対策は市町村が主体となって進められていますが、空き家対策は、不動産・建設・法務・相続知識など様々な専門的知識や技能が必要になるので簡単ではありません。そこで既存の専門家とタッグを組んで、行政と業者団体が連携して協力体制を構築している市町村も多々あります。

新聞報道などでよく見かける空き家対策の有資格者・専門家は次のとおり

  • 宅地建物取引主任士
  • 建築士
  • 司法書士
  • 土地家屋調査士
  • 不動産鑑定士
  • 行政書士

空き家対策の専門家ってほかにはどんなものがあるんだろう?と気になったので調べてみました。

空き家の管理に関する資格

資格を探してみたのですが、ほとんどが空き家の管理に関する資格でした。ビジネスモデルとして空き家管理の資格を作ってその後の修繕、売買などにつなげるための餌巻きといった感じなんでしょうか。

空家空地管理士

NPO法人空家・空地管理センターが認定している民間資格です。団体が平成25年7月に設立されているので最近の資格ですね。

設立:NPO法人空家・空地管理センター

NPO法人の団体概要

NPO法人 空家・空地管理センターは魅力ある空き家管理を提供することにより、管理されていない「放置空き家」を無くすことを目標として日々活動しております。

NPO法人空家・空地管理センターは100円管理サービスをはじめとする空き家の管理サービスを事業として行っています。管理は提携した業者をエリア担当として配置することとにより行っているようですが、事務所に最低一名の『空家空地管理士』の設置を義務付けているようです。

空家空地管理士になるには、管理実務や専門家による法律・税制度等に関する研修等を一定期間以上受け、試験に合格する必要があります。

2016-09-13_08h02_23

引用:空家空地管理士について

空き家管理士

続いてこちらも空き家の管理に関する資格です。

設立は一般社団法人空き家管理士協会、建設業をやられている方が立ち上げた団体のようです。

設立:一般社団法人空き家管理士協会

空き家管理士協会

空き家管理士協会では空き家管理の専門家として、空き家管理士を認定するとともに業務に関する各分野の専門知識や法令に関する知識をもった専門家の育成を行うことを理念としています。

空き家管理士としてのミッションとして掲げられているのは次の3つ

  • 我々は空き家の管理を通して空き家の可能性に挑戦します!
    空き家は負の財産ではありません。適正な管理によって所有者や周辺地域の宝にすることができます。
  • 我々は空き家の管理を通して安心を提供します!
    空き家の所有者の安心は周辺住民の安心につながり地域社会の安心へとつながります。
  • 我々は空き家の管理を通してスムーズな資産継承のお手伝いをします!
    空き家の管理は個人の資産の保護であり、ひいては資産の価値の管理でもあります。

試験制度については、空き家管理士協会の会員規約に「会員は、本規約に同意の上、当協会所定の審査及び手続きにより認定され、当協会への入会を認められた個人を指し、「空き家管理士」と称する」と記載されているのみです。

実地研修はあるようですが、空き家管理士協会の会員と認められれば空き家管理士を名乗ることができるようです。

市町村がアドバイザーとして認定

上の民間資格のほかに資格とはやや異なりますが、アドバイザーを派遣している市町村もあります。空き家の売買・賃貸をするにあたって、まずどこに相談すればいいのか分からないので、市町村が認定したアドバイザーを紹介し、専門のアドバイザーからの助言が得られる仕組みです。

福岡県広川町|空き家利活用アドバイザー

参考:広川町|空き家利活用アドバイザー派遣制度について

広川町では、すでに空き家になっている物件を持っていながら、売買・賃貸などで利活用することに不安を持つ人や、これから空き家になる自宅をどう活用するか悩んでいる人に、平成32年度までの5年間限定で「空き家利活用アドバイザー」を派遣する制度を始めます。

空き家利活用アドバイザーの役割

  • 空き家の状況確認
  • 所有者からの聞き取り、および空き家の売買、賃貸のための助言
  • 所有者が、当該空き家の売買または賃貸を希望した場合、各種支援制度などの紹介および利用手続きの支援

福井県福井市|空き家流通アドバイザー

参考:福井市|空き家流通アドバイザー

空き家の売買・賃貸を検討する所有者等に対し、市が、派遣事業者として登録された宅建業者を介してアドバイザーを派遣し、助言を行うことで、空き家の循環利活用を促進する。

相談できる内容は、住宅の売買・賃貸に関するものです。アドバイザーは市の登録を受けた宅地建物取引業者です。

業者としても不動産仲介への糸口になりそうなので、参加するメリットは大きそうです。

まとめ

総務省統計局の住宅・土地の統計調査では、平成25年においては空き家数が820万戸、空き家率が13.5%となりました。これからも空き家が増え続けるのはほぼ確実であり、全体の建物数の中での割合もますます増えていくでしょう。

その中で有資格者として何ができるか。

たぶん空き家問題を包括的に解決できる資格はないと思うので、どのように役割分担して問題解決に挑めるかが鍵になるのかと思います。

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