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エスクローはどこまで浸透してる?実はもう身近になっているのかも知れません。

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田舎にいるとそんな話しもあるんだな~ぐらいに聞いていたエスクローですが、実はもう浸透してきているのかもしれません。

私もなんとなく言葉は知っていたものの、きちんとした理解は全くでしたので用語の意味からおさらいしてみましょう。

エスクロー

取引の際に、売り手と買い手の間に信頼を置ける中立な第三者を仲介させること、またはそのサービスをいう。

不動産取引の安全を確保するためにアメリカで発達した仕組みであり、最近は電子商取引の決済においても活用されている。

不動産取引の場合には、エスクローサービスを提供する第三者は、売り手からは権利証書等を、買い手からは代金を寄託され、物件の確認、決済、登記、引渡しなどの業務に当たる。もっとも、日本ではあまり広まっていない。取引当事者間に信頼感があること、宅地建物取引業者が包括的なサービスを提供していることなどの事情によるものと考えられる。

つまりは、信頼の置ける第三者を仲介させて、不動産取引の履行を担保することを目的とするものです。

その内容は、不動産調査からはじまり、売主と買主の売買契約後の取引事務・本人確認・契約条件の履行確認・取引決済と不動産取引のほぼ全部の段階にわたります。

日本では宅地建物取引業者が中心となって、それぞれの段階に応じた専門家を手配してくれるので、あんまり流行らないんじゃ?と思っていたんですがそうではないようです。

いつの間にか、(株)エスクロー・エージェント・ジャパンという大手エスクロー会社が誕生して業績をのばしていたようです。

URL:(株)エスクロー・エージェント・ジャパン

会社自体は平成19年4月に設立されたようですが、平成26年3月にはJASDAQに上場、平成28年2月からは東証第二部に市場変更されています。売上も2015年2月は12億、2016年2月には16.9億と40%も伸びていますね。

業務内容をみてみると、エスクローサービス事業とBPO事業を核にしているようです。売上の比率では15%ほどBPO事業の方が多いようですが、セグメント利益率はエスクローサービスの方が高そうです。

BPO事業については少し説明が必要ですね。

BPO事業

金融機関の事務の合理化・効率化を図るための金融機関内での各種事務処理の代行や業務受託を中心として物件調査や、金銭消費貸借契約書の締結事務の支援、その他人材の派遣等の各種サービス

株主には金融機関もいるので、そのような金融機関の支援事業という位置付けでしょうか。会社の投資家向け情報(有価証券報告書)には事業内容が詳しく記載されているので、興味をもったかたは目をとおしてみるのも面白いかもしれません。

URL:投資家向け情報

田舎にいるとどうしても都会の動きに疎くなりますね。新しい知識をどんどん吸収するように努めないといけないなと感じました。

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