昨日、H２８年地価公示での県別最高地（商業地）を調べてみました。今回は県内で一番高い住宅地はどこだ？そして都道府県別の価格のバランスはどうなっているの？を調べてみました。
PDF H28年地価公示の県別住宅最高地
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住宅最高地
元データは商業地と同じく国土交通省の国土数値情報です。まずは全国的なランキングをみてみましょう。
ベスト５
東京が一位なのは当然といったところでしょうか。２位は愛知県。３位は商業地ではベスト５にランキングしなかった広島県です。商業地のランキングと比較してみると面白いですね。
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神奈川県は商業地ではベスト３でしたが、住宅地ではランク外です。住みたい街ランキングがあると常連のように上位に食い込む武蔵小杉も地価の面ではまだまだといったところでしょうか。
ワースト５
最も住宅最高地が安いのは秋田県です。秋田県は商業地もワースト３に入っていました。商業地のワースト１、２だった鳥取県、島根県は住宅地はランク外です。住宅地は意外と高いんですね。関東地方に入っていながらワースト４位の山梨県は意外でした。また、最高地は甲府市ではなく神奈川に近い上野原市なんですね。
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地区別の最高地
北海道・東北地区
北海道と宮城県（仙台）の２強は強いですね。商業地でも断トツでした。地方圏の住宅最高地は坪３０万円くらいっていうイメージを持っていたんですが、坪２５万円くらいに訂正した方が良いのかもしれません。
関東地区
東京が断トツ。その他も県も妥当と言ったところでしょうか。商業地と住宅地で最高価格のランキングが栃木県と群馬県では逆転するんですね。商業地は群馬県（高崎）が上ですが、住宅地は栃木県（宇都宮）が上という結果でした。
中部地区
中部地方の雄、愛知県が断トツのトップです。山間部よりも沿岸部の方が高い傾向が伺えます。
新潟県と石川県（金沢）では新潟の方が高いんですね。金沢だと思っていました。愛知県のお隣岐阜県は新潟県よりも低いというのも意外です。
また、長野県は県庁所在地のある長野市ではなく別荘で有名な軽井沢が最高住宅地なんですね。購買者層が違うといったところなんでしょうか。
関西地区
商業最高地価格ではダブルスコアで２位以下を引き離していた大阪府ですが、住宅地に関してはそこまでの差が見られないのが特徴です。兵庫県でトップの岡本は梅で有名な場所ですね。「梅は岡本、桜は吉野、みかん紀の国、栗丹波」という歌もあります。
中国地方
広島県の住宅最高地は大阪や京都、神戸などと比較しても高い水準にあります。上昇率も高いですね。山口県は住宅地と商業地の最高地が違う地域にあります。商業最高地は福岡に近い下関市、住宅最高地は広島に近い岩国市です。
四国地方
商業最高地が高かった愛媛県の松山市ですが、住宅地では高松市に抜かれています。安くても坪４０万円しているので、四国は意外と住宅地が高いですね。
九州・沖縄地方
トップは当然の福岡県。博多の壁はやはり厚いです。ワーストも商業地と同じく佐賀県です。ＳＡＧＡ佐賀という歌が昔流行りましたが、地価の面からもこの歌の風潮が立証された気がします。
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まとめ
大都市圏はともかくとして地方圏の住宅最高地はほとんど同価格水準にあると思っていました。こうやって調べてみると結構違いますね。地方で高級住宅地を買うであろう医師などの高所得者はどの県にもいるでしょうし、年収も県の格差はそこまでないかと思います。でも地価として見てみると全然違いますね。
県別最高地の一覧ＰＤＦを再掲しておくのでご活用ください。またgoogleマップにもプロットして見ました。どんな場所が最高地になっているのかを見てみるのも面白いかもしれません。
PDF H28年地価公示の県別住宅最高地