ボタン一つで簡単に距離が測れてしまうレーザー距離計。壁の距離を測ったりなど不動産業に従事する者にも活用の場が広いグッズです。
以前は私も数百円の巻き尺を使っていたんですが、なんで早くレーザー距離計を買わなかったんだろうと後悔していました。
知人にもレーザー距離計は良いよ~と勧めていたんですが、どの製品が良い?と聞かれて私もそこまで詳しくないことを知りました。せっかくなので、レーザー距離計の有名どころ3メーカーの製品を比較してみたいと思います。
3メーカーは独断と偏見で、「マキタ」「ボッシュ(BOSCH)」「ライカ(Leica)」です。
レーザー距離計製品比較
まずは3メーカーの主要19製品の性能比較です。
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レーザー距離の選び方
メーカー
「マキタ」「ボッシュ(BOSCH)」「ライカ(Leica)」の3メーカーを取り上げて今回は比較をしています。そんなにメーカーによる違いはないと思いますので好き嫌いで選べば良いんじゃないでしょうか。私の周りはBOSCH(ボッシュ)製を使っている人が多い気がします。
価格
まずは価格ですが、2017.06.04の17時時点のamazonでの価格を参考にして表示しています。
一番安いのがBOSCH(ボッシュ)のZAMO(ザーモ)「”測る”が楽しくなる!世界最小、最軽量のレーザー距離計」。不動産業で家を少し調査するぐらいならば十分のスペックです。アパートなどの内見のとき持っていると便利かもしれませんね。アパート賃貸の営業をしている人でも、賃貸希望者のために持っておいても良いかもしれません。一つ5,000円を切る価格ですので、お買い求め安いです。ライカは高級品ですね。上位モデルは5万円を超え、最上位モデルは10万円を超えます。
測定範囲
最小の数字はあんまり気にしなくてもいいかも知れません。最大の数字は自分の用途に応じた最大距離が必要になってきます。私は大きい工場なども調べますので、最大測定距離が80mのものを持っています。
一般の住宅であれば、20m~30mもあれば十分だと思います。
精度
仕事でどれまでの精度を必要とするかによって判断が異なってくるかと思います。私は1センチぐらいまでの距離が分かれば十分なので、どれも十分すぎるぐらいの誤差精度でした。
傾斜
角度センサーを有しているか、つまり傾斜角度が測れるのかというのは重要です。
住宅を調査するときに、簡易に傾斜を測りたい局面がよく訪れます。この柱傾いていないかな?ドアの建付けが悪いけど、どっかゆがんでるんじゃないかな?こんなときに傾斜が分かると重宝します。
防塵・防水性能
防塵・防水性能は、表では屋外と表示されている部分です。仕事をしていると雨の中で使用することも多くありますし、塵や埃の多い場所で作業をすることも多いでしょう。
IP54やIP65は人体および固形物に対する保護等級と水の浸入に対する保護等級を示しています。防水規格のIP表示について少し説明しましょう。
2つの数字は前が第1記号といって、人体および固形物に対する保護等級を示します。後ろが第2記号といって、水の浸入に対する保護等級を示します。等級は0~6までの7段階で数字が大きければ大きいほど防塵・防水性能が優れています。
第1記号は5で「粉塵が内部に侵入することを防止する。若干の粉塵の侵入があっても正常な運転を妨げない」。6では、「粉塵が内部に侵入しない」となっています。
次は第2記号。5では、「規定の圧力、時間で水中に浸漬しても有害な影響を受けない」とされており、6では、「製造者によって規定される条件に従って、連続的に水中に置かれる場合に適する。原則として完全密閉構造である。」とされています。
つまり、IP54の防塵防水性能があれば、多少の雨が降っても、ほこりの多い場所であっても使用には問題ないということです。
電池
電池はほとんどの製品が乾電池を使用します。私は乾電池よりもリチウム電池の充電式バッテリーが良かったので、ボッシュのGLM 80にしました。充電式のレーザー距離計はボッシュの「GLM 80」「GLM 100C」ライカの「DISTO D810」しかないんですね。
私が選んだのはBOSCHのglm80
以前記事にも書きましたが私が購入したのはBOSCHのglm80です。
参考 BOSCH(ボッシュ)のレーザー距離計、glm80を購入。距離計の選び方
簡易なもので良い。あくまで巻き尺の代わり程度で良いという考えならば、おススメはBOSCHのZAMO(ザーモ)です。5000円を切る価格でここまで測定できれば十分実用に耐えうると思います。
それぞれのメーカーのおススメ製品のamazonページを貼っておくので、是非そちらでも製品情報をご確認ください!