前回記事の続きになります。前回は板橋区と和光市の隣接した住宅地の価格を比較することによって東京都のネームバリューが10%程度と求めました。
正直なところ、東京のネームバリューってそんだけのもの?って気がするんですよね。一か所しか調べないのもあれなんで、練馬区と新座市でも同様に地価を調べてみました。
参考 東京と埼玉の価格差はいかほどか?板橋区と和光市で調べてみた。
東京都と埼玉県の価格差
前回と同じように地続きの東京都練馬区大泉学園町6丁目付近と埼玉県新座市栄5丁目付近で調べます。
地価公示・地価調査価格
まずは、地価公示・地価調査という国や都道府県が発表している地価を調べてみます。県境にざっと境界線を引いてみましたが、左が和光市、右が板橋区になります。
東京都板橋区は坪80万円程度の住宅地が多いのに対し、埼玉県新座市では坪60万円程度が目立ちますね。粗く見積もっても30%超の価格差が生じています。
近い2地点にフォーカスをあてて比較してみます。地図に表示されている価格は平成27年7月の価格です。
表では最新の平成28年7月の価格を調べて記載してあります。
[table id=52 /]
駅への距離が新座市が500mほど遠いのと、用途地域は違いますね。練馬区は1低専、新座市は1住居です。
価格差は35%ありますね。
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路線価
次に路線価を調べてみます。路線価は道路の一本一本に付されているので、より環境の似た場所での比較ができます。
東京都練馬区の路線価をもとにして、赤字で新座市の路線価を加筆してみます。
大泉学園町6丁目付近では20%弱の東京プレミアム、大泉学園町7丁目付近では30%強の東京プレミアムが生じています。
6丁目と7丁目では何が違うのかは分かりませんが、20~30%の価格差が生じているようです。
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まとめ
板橋区と和光市の価格差は1割程度でしたが、練馬区と新座市では2~3割の価格差が生じていました。
なんとなく2~3割の方が実態に合うのかな?なんて思いますがいかがでしょう。
最後に県境付近のストリートビューを載せておきます。手前の薬局は埼玉県新座市、奥の戸建て住宅は東京都練馬区となります。
あなたなら練馬区と新座市、どちらを選びます?