先日、東京ディズニーリゾートのオフィシャルホテルの一つ、サンルートプラザ東京の売買価格についての記事を書きました。そうなると気になるのは、東京ディズニーリゾートの資産価値っていくらなんだろうってことです。気になりません?気になりますよね。
東京ディズニーリゾートの価格
調べてみたのはオリエンタルランドの2015年度の有価証券報告書。
URL オリエンタルランド|第56期(2016年3月期) 有価証券報告書(PDF)
有価証券報告書の17ページに「主要な設備の状況」という項目があります。こちらから資産価格に関する部分だけ抜粋していきます。
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東京ディズニーランド と ディズニーランドホテル
施設概要
改めて施設の概要を説明するまでもないかもしれませんが念のため。
東京ディズニーランド
日本初のディズニーテーマパーク。冒険や未来などをテーマに7つのテーマランドで構成される“夢と魔法の王国”です。
URL 東京ディズニーランド
東京ディズニーランドホテル
国内で3番目のディズニーホテル。「ティンカー・ベル」などディズニー映画をテーマにデザインした客室もあります
URL 東京ディズニーランドホテル
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価格(帳簿価格)
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資産としての帳簿価格は1,105億円!シンデレラ城は建物に含まれるんでしょうか?それとも構築物?気になるところですが、建物及び構築物のところにビッグサンダーマウンテンやシンデレラ城の価格も含まれていると思います。
ちなみに土地の単価は
土地単価(東京ディズニーランド)
19,684百万円÷837,259㎡=23,510円/㎡(坪7万8千円)
東京ディズニーランドの土地価格は坪8万円弱!帳簿価格なので、実勢価格ではありません。それにしても安いですね。
近くの工場の公的価格(地価調査基準地浦安9-1)は154,000円/㎡となっています。単純に土地面積をかけると、1290億円になります。帳簿価格は10分の1程度といったところ。
東京ディズニーシー と ホテルミラコスタ
施設概要
東京ディズニーランドの1983年開園から遅れて、2001年に開園したのが東京ディズニーシー。
東京ディズニーシー
“海にまつわる伝説や物語”をテーマにしたディズニーテーマパーク。時代や趣が異なる7つのテーマポートで構成されています。
URL 東京ディズニーシー
東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ
東京ディズニーシーの玄関口に位置するパーク一体型ホテル。一部客室からはパークと東京湾の景観が楽しめます。
価格(帳簿価格)
ディズニーランドに比べると建物の価格が倍近いことが分かります。建物や構築物は償却資産なので、時間が経てばたつほど安くなります。東京ディズニーシーは新しく開園した分だけ建物等価格が高く残っているということでしょう。
[table id=73 /]
土地単価(東京ディズニーシー)
31,048百万円÷585,846㎡=52,997円/㎡(坪17万5千円)
ディズニーランドの土地単価と比べると倍近い価格がついています。土地を取得した時期の違いでしょうか??
東京ディズニーシー(ミラコスタ含む)の価格は1,780億円でした。
東京ディズニーリゾートの価格
2つを合計してみましょう。
110,566百万円(TDL)+178,226百万円(TDS)=288,792百万円(TDR)
ざっくりで3000億円!
オリエンタルランドのグループではその他、イクスピアリやアンバサダーホテルなど数々の資産を保有(運営)していますが、それらは除いています。
この3000億円。果たして高いのか?安いのか?というところですが、べらぼうに安いんでしょうね。
長崎のハウステンボスは建設などにかかった初期投資額が2千数百億円と言われています。広さは東京ディズニーリゾートの1.5倍のようですが、大きさや場所を差し引いても3000億円では安いのかなと。
まとめ
以前興味半分で東京タワーや清水寺の登記を取得してみたことがあります。シンデレラ城の登記ってどうなってるんでしょうね?そもそも建物?
もし調べられたら調べてみたいと思います。