公の書類を見ていると、文字と数字の間にスペース(半角スペ ース)が入っているものが多くあります。下の画像は内閣府の公表する月例経済報告の一部ですが、平成29年の間にはスペースが入っていませんが、他の箇所では文字と数字の間にスペースが入っていますね。
今日は数字の前後のスペースについて書きたいと思います。
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数字の前後のスペース
数字の前後のスペースと言っても、文字との間のスペース、単位(記号)との間のスペースの2とおりがあります。
文字と数字の間のスペース
例えば下のように日付を表記する場合、文字と数字の間にスペース(半角スペース)が入っているものが多くあります。
これは見栄えをよくするためのもので、文字と数字との間にスペースを入れなければいけないという決まりはありません。冒頭の月例経済報告でもスペースが入っていたり入っていないと扱いが様々でした。
官公庁の資料作成の目安として、「公用文の書き方」という資料がありますが、ここにも文字と数字との間のスペースについての記述はありませんでした。
組織によっては文章の書き方の統一基準ということでスペースについての決まりを設けているところはありますが、公的な決まりでスペースを入れなければならないというものは無いようです。
単位と数字の間のスペース
単位と数字の間のスペースは別ものとして考えなければなりません。
単位には国際単位系(SI)という世界共通のルールがあります。量や単位についてはJISについての記述がありますね。これら規格の中に「数字と単位との間にはスペース(空白)を入れる」ということが規定されています。
参考 公益財団法人日本適合性認定協会|単位や学名等の記載方法について
もちろん私的な文書については各自が見やすいように書類を作成すればよいのですが、学術論文など公的な文書については、数字と単位との間には空白を入れるルールを守らなければなりません。
まとめ
文字と単位とのスペースにはきちんと決まり事があったんですね。スペースの削除方法については別で書きたいと思います。もう少しお待ちください。
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