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鑑定評価

地縁的選好性ってなに?鑑定でよく使うけど一般的じゃない言葉を説明する。

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不動産の鑑定評価書をみると、よく書いてある言葉が"地縁的選好性"です。不動産鑑定士と話していても、"ちえんてきせんこーせー"なんていう分かるような分からないような言葉を使いますね。

ちょっと地縁的選好性について説明していきたいと思います。

地縁的選好性の意味

まずはこの言葉を分解して調べていきたいと思います。

地縁

住む土地に基づいてできる縁故関係

引用:コトバンク|地縁

つまりは長く住むことによってできてくる人間関係。これは血縁のある親戚だけじゃなく、血縁じゃない特別な人間関係も含みます。

選好

他よりもあるものを好むこと。

引用:weblio辞書|選好

まとめます。

人は住んでいるとその地域の人と色んな関わりがうまれます。それが地縁ですね。不動産を選ぶとき、例えばアパートを引っ越すときにはそんな地縁を頼りにして、ゆかりのある地域を選びがちですよ。それが地縁的選好性です。

鑑定評価の中では人的関係性だけではなく、その地域そのものも含んで使われることが多いです。人間関係を頼りにして好むだけじゃなく、その地域の雰囲気やお店、住んでいたことによる慣れ、知識なんかが不動産を選ぶときの判断に大きな影響を与えます。

 鑑定評価基準の中での表現

住宅地の同一需給圏

同一需給圏は、一般に都心への通勤可能な範囲に一致する傾向がある。ただし、地縁的選好性により地域的範囲が狭められる傾向がある。

引用:不動産鑑定評価基準

よく使う地縁的選好性ですが、この箇所のみでの登場なんですね。意外でした。

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