不動産鑑定士が不動産実務に役に立つ情報(TIPS)を綴ります

不動産実務TIPS

不動産実務

私道での運転練習は無免許運転?道路交通法は私道にも及ぶのか。

更新日:

今回は不動産実務とはちょっと変わった記事です。箸休めとして読んでいただければと思います。私道について調べていると気になる問題が、自分の私道で車の運転をしていた場合、道路交通法の違反は切られちゃうの?っていうことです。

道路交通法の対象

2016-03-12_15h35_20

交通違反の対象はどのような道路を運転していたときなのか。これは道路交通法に記載があります。

第二条(定義)

この法律において次の各号に掲げる用語の意義はそれぞれ当該各号に定めるところによる。
一 道路 道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第二条第一項に規定する道路、道路運送法(昭和二十六年法律第百八十三号)第二条第八項に規定する自動車道及び一般交通の用に供するその他の場所をいう。

引用:道路交通法

道路法第2条第1項に規定する道路

 具体的には道路法の第3条に掲げられています。

(道路の種類)
第三条  道路の種類は、左に掲げるものとする。

 一  高速自動車国道
 二  一般国道
 三  都道府県道
 四  市町村道

道路運送法第2条第8項に規定する自動車道

全国各地にある数々の有料道路、その中に主として民間企業が経営する自動車専用道路があります。それが自動車道です。

この法律で「自動車道」とは、専ら自動車の交通の用に供することを目的として設けられた道で道路法 による道路以外のものをいい、「一般自動車道」とは、専用自動車道以外の自動車道をいい、「専用自動車道」とは、自動車運送事業者(自動車運送事業を経営 する者をいう。以下同じ。)が専らその事業用自動車(自動車運送事業者がその自動車運送事業の用に供する自動車をいう。以下同じ。)の交通の用に供するこ とを目的として設けた道をいう。

引用:道路運送法

具体的にいうと、白糸ハイランドウェイ箱根スカイラインなどの道路ですね。

URL:国土交通省|一般自動車道供用中の路線

一般交通の用に供するその他の場所

問題が最後のこれですね。法律的には、「一般交通の用に供するその他の場所」とは、現実に不特定多数の人や車両の交通のためにその場所が開放され(形態性)、通行することについてその都度管理者の許可を受ける必要のないこと(公開性)が、客観的に認められる(客観性)場所とされています。

3要件

  • 道路の体裁の有無
  • 客観的・継続的・反復性の有無
  • 公開性の有無

上の3要件を満たせば、私道も道路交通法が適用となり、交通違反と対象になる道となります。

まとめ

道路交通法の適用範囲について調べていたら、大学の構内でも道路交通法の適用がなされるみたいですね。筑波大学については、警視庁のサイトに、道路交通法の適用がなされるかの照会内容とその回答の内容が公表されていました。

URL:警視庁|照会書(PDF)
URL:警視庁|回答書(PDF)

2016-03-12_15h46_08

私的自治の原則もあり、警官であっても大学構内には無断に立ち入れないような気がするんですが、そこら辺との兼ね合いはどうなるんでしょうかね。

大学祭などで道路を占有する場合も警察署長の許可が必要になります。なかなか難しいですね。

PICK UP記事と広告



-不動産実務
-

Copyright© 不動産実務TIPS , 2017 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.