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不動産の調査に適したカメラは何だ?室内でも屋外でも使えるカメラを知らべてみた。

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不動産調査の必需品といえばカメラです。みなさんどんなカメラを使っていますか?

最近は春めいてきて桜も都内では見頃です。調査のついでに写真を撮ってしまう機会も増えるんじゃないでしょうか。

今回はそんなカメラの選び方とお勧めのカメラについて書いてみたいと思います。

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カメラの選び方

カメラといっても色んな種類のカメラがあります。レンズが取り外し可能な一眼レフカメラ。ポケットに入る様なコンパクトデジタルカメラ、そしてその中間のような位置付けのミラーレスカメラ

今回は不動産の調査のためのカメラなので、ポケットや鞄にも入って持ち運びが便利なコンパクトデジタルカメラを対象にしたいと思います。通称「コンデジ」です。

不動産調査にはどんなカメラがいいの?

写真を撮るにあたって被写体はさまざまものがあります。一般的な風景や家族、夜景を撮りたい人もいれば小さい鳥を被写体とする人もいるでしょう。その撮りたいものによって適切なカメラは異なってきます。

では不動産の調査に当たってはどのようなことが必要となるでしょうか。

広い土地や、背の高いビルを撮りたい

このためには広い範囲が写るレンズが必要となります。広角レンズというものですね。

室内でもブレないように撮りたい

照明の薄暗い室内で撮ることも多いと思います。会社に戻ってきたら写真がぶれてしまってほとんど使えなかった。そんな経験も多いのではないでしょうか。室内でブレが無く写真を撮るためには明るいレンズ、そして高感度なカメラが必要となります。

カメラのどこを見ればいいの?

広い土地や、背の高いビルを撮りたい

広角レンズが必要となりますが、カメラ屋さんに行って焦点距離という項目を見ましょう。

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画像は価格.comでのカメラスペックの画面です。焦点距離という項目がありますね。広角レンズというのは焦点距離の数字が小さい方、この数字が小さければ小さい方が良いです。コンパクトデジタルカメラであれば、最低でも24mmまでだと思います。調査に使うには28mmぐらいを目安にすると良いと思います。大きい数字はどれだけ遠くのものが写るかという数字です。

カメラ屋さんでは○○倍ズームのところがキャッチコピーで宣伝されていますが、焦点距離を確認しましょう。

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室内でもブレないように撮りたい

次に室内でもぶれないように撮るには、明るいレンズ、そして高感度に強いカメラが必要になります。

まずは明るいレンズを見てみましょう。

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F値(えふち)の小さい方の数字がどれくらい小さいかを確認しましょう。写真はF2ですね。かなり優秀です。この数字がF3以上になると室内が厳しくなりはじめます。手ぶれも起こしやすくなってきますので、F2.8より小さいものを選ぶと間違いないでしょう。1.0台だったらかなり優秀です。

次は高感度に強いカメラです。

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撮影感度をチェックしましょう。この数字の大きい方の数字です。ISO感度と書いてあるかもしれませんが同じものです。

この数字が小さくてもISO6400、できれば12800か25600のものを選びましょう。

テレビでも夜の撮影では高感度カメラが登場しますよね。高感度カメラというのはISOの数字が大きいカメラのことをいいます。数字が大きければ大きいほど暗闇に強いカメラ、ぶれないカメラということです。

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お勧めのカメラは?

数字の見方は説明しましたが、この条件にあてはまるカメラはどんなカメラでしょうか。メーカー別でおすすめのカメラを紹介していきたいと思います。

CANON|PowerShot G9 X

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2015年の10月に発売されたキヤノンのデジカメ、PowerShot G9 Xです。

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上記の条件を全部満たしますね。先ほどは説明しませんでしたが、センサーの大きさ(撮影素子)も1インチと大きいところもポイントです。バッテリー含めても重さが209gです。気軽に持ち運びできますね。

富士フィルム|FUJIFILM XQ2

約一年まえの2015年2月に発売されたカメラです。2/3型「X-Trans CMOSII」センサーやF1.8フジノン光学式4倍ズームレンズを搭載したデジタルカメラ、”FUJIFILM XQ2”です。

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白色があるのも良いですね。

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センサーが2/3インチと小さいものの、焦点距離は25mmとかなり広い範囲まで写真が撮れます。F値も1.8とかなり明るいですね。

発売が1年強前だということもあり、かなり値段も落ちてきています。お買い得です。

SONY|サイバーショット DSC-RX100M4

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2015年7月に発売されたDSC-RX100M4ですが、かなり本格的なカメラです。レンズはZEISSというドイツの一流レンズメーカーのものが使われています。

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広角は紹介する中で一番小さい24mmです。街中で撮るには困ることはないと思います。また高感度にも強く、しかも明るいレンズなので室内で撮るにもばっちりです。不動産調査だけではもったいないくらいのカメラです。

調査のついでに行った先の風景を、立ち寄ったカフェでの料理を、何を撮らせても抜群の写りをしてくれるでしょう。

値段もそれなりですが、色んなものを撮りたい!という方は仕事用を名目にして購入はいかがでしょう。

RICOH|GR II(ジーアールツー)

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実用的な上の3つとはやや趣向が異なり、趣味的な要素が強いカメラになります。実は私の使っているカメラです。

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ISO感度は最も高感度に強い25600です。センサーはAPS-Cというサイズです。聞きなれない言葉ですが、一眼レフカメラと同じサイズのセンサーが搭載されています。センサーのサイズについては調査に重要な要素ではなかったので説明しませんでしたが、センサーのサイズが大きいほど写りがきれいになります。写りがきれいというと曖昧ですね。専門的にはダイナミックレンジが広くなります。

もう一つの特徴は焦点距離が28mmと一つしか書いてありません。ズームができないレンズ、単焦点レンズです。広角はぎりぎり及第点といったところですが、私がこれを使っていて困ったことはありません。1枚の写真で入り切れなかったら2枚撮って合成すれば良いだけですしね。

このカメラ(GR)は有名なカメラでして、名だたる写真家が愛用しているカメラでもあります。写真家の森山大道さんも使っていましたね。

古い型になりますが、ヨドバシカメラには作例のサイトがありました。こんな素敵な写真が撮れるカメラって素敵やん?

参考 フォトヨドバシ|GR

まとめ

いかがだったでしょうか?

カメラ屋さんに行くと店員さんから必ず説明のある"画素数"ですが、買うに当たってはほとんど考慮すべき材料ではありません。大きすぎても写真のデータサイズが増えて、パソコンのハードディスクを圧迫するだけですし、A4に印刷するぐらいであればたいした画素数も必要ありません。コンパクトデジタルカメラは1200万画素~2000万画素ぐらいが多いですが、十分すぎるほど十分です。

それより確認したい項目は焦点距離、ISO感度、F値の3つです。

実は調査に使うぐらいならばiPhoneでも十分だったりするんですが、仕事でiPhoneを出して撮影するわけにはいかないですからね。

2016年夏の選ぶべきデジカメに関する記事も書きました。

参考 不動産屋さんの物件撮影に適したデジカメは?2016年夏

 




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