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「附属」なのか「付属」なのか?使われ方の違いを調べてみました。

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おはようございます。不動産鑑定士のreatipsです。

不動産を扱っていると「ふぞくたてもの」という言葉をよく使うと思います。先日「主である建物」と「主たる建物」について書きましたが、この「ふぞく」という言葉も間違えられやすい漢字の一つです。

では正しい漢字は「附属」でしょうか?「付属」でしょうか?

"附属"と"付属"正しいのはどっち?

法務局の全部事項証明書をみてみましょう。

2016-05-23_20h18_01

附属ですね。当然といえば当然ですが、意外と間違っている書類にもでくわすものです。

附属という表記にはきちんと理由がありまして、国の指針によりふぞくという漢字には附を使いなさいよ。決められているとのことです。

「付」と「附」がある。その原義としては、「付」が「わたす」・「あたえる」・「さずける」の意、「附」が「つける」の意とされているが、「文部省  用字用語例」(昭和48年9月)によれば、「附」の具体的使用例としては、「附則」・「附属」・「附帯」・「附置」・「寄附」が、「付」のそれとしては、 「付記」・「付随」・「付与」・「付録」・「交付」・「給付」がそれぞれ掲げられており、これから見る限り、「附」を用いることに制限的な方針がとられているようにもうかがわれる。

引用:、法制執務研究会|新訂ワークブック法制執務

つまり、「附則」・「附属」・「附帯」・「附置」・「寄附」の5語句に関しては附という漢字を使い、他のものは付を使うというのが一般的な公文書の取り扱いのようです。

紛らわしいのは、新聞社等マスコミの対応です。新聞社は「当用漢字補正資料」によって「附」を削除することを決めているので、一般に「付」を用いています。

ですので、新聞などでは○○附属小学校を○○付属小学校と記載するのが一般的なんですね。

不動産鑑定士は公共機関と書類のやりとりをすることが比較的多い仕事です。公用文の書き方の知識は知っていて損はないのでは?

参考:文化庁|公用文の書き方資料集

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