1Rと1Kの違い、どう違うのかを正確に理解している人は案外少ないものです。
1Rの部屋を内見して、あれ?思ったより小さいな、部屋が狭いな。なんて思った方は多いと思います。1Kと1Rを比較して物件選びをする人も多いですが、どう違うの?メリットは?デメリットは?などいまいち違いが分からないっていう方が大半です。
特に初めての一人暮らしでは、きちんとした情報を得ていない状態で物件選びをすると、実際住んでみて失敗することもでてきます。
ここで1Kと1R違いを簡単に解説していきます。
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1Kと1Rの違い
1Kと1Rの部屋の間取り図を描いてみました。全体の賃貸面積は同じですが、部屋の中の洋室の大きさが異なりますね。1Kと1Rではこのようなからくりが起こります。
さて、なぜ洋室の大きさが異なるんでしょうか?
1K、1Rのそれぞれを解説していくとともに、画像の説明もしていきます。
1K(ワンケー)とは?
上に簡単な間取りを載せましたが、左が1Kです。ワンケーと読みます。
敢えて同じような間取りにしてみましたが、違いは1か所。部屋(洋室)とキッチン、玄関の間に仕切りがあり、それぞれが独立しています。
1Rと比べた場合のメリットはこちら
- 玄関と別れていることにより、部屋の温度管理をしやすい。エアコンが効きやすい。
- キッチン、冷蔵庫などの匂いがしない
- 冷蔵庫、洗濯機の静か
- 玄関から入ってすぐに部屋が見えない
1R(ワンルーム)とは?1Rの間取り
右が1Rです。ワンアールではなく、ワンルームと読みます。
部屋とキッチン、玄関の間に仕切りがないのが分かります。そうです、部屋とキッチンなどが一体になっているのが1Rです。
玄関を開けるとすぐに部屋なんですね。
1Kと比べた場合のメリットはこちら
- 1Kより比較的賃料が安い
- キッチンと部屋が一室なので、温度が同じ
- 仕切りがないので広く感じる
本当に1Rは安い?
1Rは比較的賃料が安いと書きましたが、実際にどうなのかを考えてみます。物件案内では部屋の大きさを比べると思いますが、ここに一つ落とし穴があります。
1Kは扉の内部の部屋部分で部屋の大きさを測りますので6帖となりますが、1Rではキッチンも含んで一室です。そのため7.9帖になってしまいます。
部屋選びでは部屋が何帖あるんだろう?ってところは大事ですよね。全体を比べると同じでも間取りの数字だけを見ると、7.9帖の1Rって広いじゃん!と勘違いしてしまうんです。
1Rの物件を見たとき、「思ってたよりも狭い」と感じることは少なくありません。同じ6帖の1Kと1Rの間取り図で比べてみましょう。
同じ6帖の1Kと1Rではこんなに違う!
部屋の大きさはこんなに変わってきちゃうんですよね。「思ってたより1Rって狭いなー」って感じるのは当然かもしれません。
ですので、部屋選びの際は、居室部分の面積(6帖)だけではなく、キッチンやトイレ・玄関などの全部を含んだ専有面積で比較することが重要です。同じ6帖の1Kと1Rならば、断然6帖の1Rの方が安いです。でも専有面積当たりの単価を見ると、逆に1Rの方が高くなってたりすることがあるので要注意です。
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上の間取りですと、1Rのキッチン、玄関部分を除いた居室は4帖程度しかありません。部屋に長くいてきちんと寛ぎたいという方には向いていないかも知れませんね。
1Kと1R(ワンルーム)はほとんど同じと感じている人も多いですが、メリット・デメリットは想像以上に大きいです。
安いから1R!と簡単に決めることなく、それぞれの違いを把握したうえで部屋探しをしてみるといいと思います。
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