ソニー不動産(非上場)の平成27年度決算公告がありました。
Yahoo!と提携して大々的に「おうちダイレクト」を2015年11月からはじめたソニー不動産。不動産業界からはヤフーと提携したこともあり激震が走りましたが、おうちダイレクト開始1か月で物件数も減少し「あれれー?」といった感じに失速してしまいました。
今は27件の物件が登録されているようですね。
では、昨期の決算はどのようなものだったんでしょう?
ソニー不動産の決算
まずはソニー不動産の企業情報をおさらいしてみます。
ソニー不動産の企業情報
商号:ソニー不動産株式会社
資本金:18.22億円
株主:ソニー(約56.3%)、ヤフー(約43.7%)
事業内容は「不動産に関する売買仲介、賃貸管理、リフォーム・リノベーション、コンサルティングなどの総合不動産サービス」です。
おうちダイレクトは今はやりの中古住宅市場の活性化を目的として共同開発されたコンテンツですね。
平成27年度決算公告
売上高:11億6800万円
営業利益:△4億2800万円
経常利益:△4億2700万円
当期利益:△4億8500万円
なんといっても「販管費」の14億4100万円が圧倒的ですね。販管費で売上高分すべてふっとんでいます。
平成26年度決算広告
調べてみたら前期の決算公告もありました。
当期純損失は3億1465万円だったようですね。
まとめ
先日(8月6日)には投資用物件の取り扱いも始めるとのリリースもありました。Yahoo!は「Yahoo!不動産」というコンテンツも持っていましたが、ソニー不動産と提携したことで他の不動産業者からの反発も大きかったですね。
赤字続きということで、今後はどのように事業展開していくかみものですね。