年度末はなかなか忙しく、ブログの更新も滞りがちになってしまいますね。そんな中読んだ本が面白かったので久しぶりに更新です。
文章力の基本 簡単だけど、だれも教えてくれない77のテクニック
今日紹介する本は、「文章力の基本」という本です。
企画書やプレゼン、報告書、メールやブログ…文章を書く機会は毎日様々場面で訪れます。大人になると、「文章を書く技術」を学ぶ機会もあまりないですよね。では、自分よがりの文章になっていないでしょうか?他人に読んでもらうための文章になっているでしょうか?
この本は、そんな「文章力の基本」を再確認させてくれる本です。
著者
著者は阿部紘久(あべひろひさ)さんという方で、東大卒業後、帝人に入社、その後米国系のIT企業CEOに転じ、現在は大学でライティング・サポート・センターで文章指導を行っています。
ビジネスから卒業後、今までに文章論6冊、青春論2冊、異文化体験記1冊を著しました。
幸い『文章力の基本』(日本実業出版社)は、32刷、20数万部になりました。その本をさらに充実・発展させた決定版が、『文章力の決め手』(日本実業出版社、2013年10月発売)です。
リアルで面白く実践的な文例400を検討して行くうちに、楽しみながら文章力をどんどん向上させることができます。文章を書くことに無縁ではないすべての方のためノウハウが、分かりやすく、無駄なくまとめられています。部下を指導する中間管理者の手引きにもなるように書きました。
「文章力の基本」は初版は2009年と古いんですが、第41刷を重ね現在も売れ続けています。類書として更にエッセンスを絞り込んだ、「文章力の基本の基本。分かりやすく書くための33の大切なヒント」もあります。
内容紹介
内容もさらりと少しだけ紹介したいと思います。77のエッセンスが7つの章に分けられ、例文も豊富に使われて紹介されています。
- 第一章|短く書く
- 第二章|自然な正しい表現で書く
- 第三章|言いたいことを明確にする
- 第四章|分かりやすく書く
- 第五章|簡潔に書く
- 第六章|共感を呼ぶように書く
- 第七章|表記とレイアウトにも心を配る
いずれも読み手を意識して、読み手に分かりやすいような文章を書く。という読み手重視の視点で書かれています。
私もブログや日々の仕事の中で書類をたくさん作成するので、毎日のように文章を書いています。何気ない言葉の「ひらがな」と「漢字」の使い分けや、文章のまとめ方など、気づきの多い一冊でした。
著者が行っていることはいずれも簡単なことばかりです。ともすると、こんなの分かってるよ!と言いたくなるようなことも多いですが、忘れがちなことだったりもします。
普段心に留めて文章を書きたくなるエッセンスばかりでした。
著者の本にはほかにも面白そうなものがたくさんなので、参考になりそうなものをピックアップしてみました。