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変動率gを含む各種複利計算(元利逓増償還率など)のまとめ

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変動率gを含む各種の複利計算をまとめました。

尚、変動率gを含まない複利計算の計算式、エクセル式のまとめはこちらです。

各種複利計算(複利現価率、年金終価率など)のまとめ

複利計算でよく使われる率を解説します。 紹介する複利計算 複利終価率 複利現価率 年金終価率 償還基金率 年金現価率(インウッド式) 年賦償還率 収益現価率 複利終価率 現在の元本がn年後の時点でいく ...

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この記事で紹介する複利計算の式はこちら

  • 元利逓増年金現価率
  • 元利逓増償還率
  • 逓増償却率
  • 逓増複利現価率
  • 未収入期間の修正係数

元利逓増年金現価率

毎年期末の年金が前年より定率gで増加しn年間続くとする現在価値

  • r:年利率
  • g:変動率(r≠g)
  • n:年数

元利逓増年金現価率のエクセル計算式

=(1-POWER( A , 期間 ))/(利率-変動率)

尚、A =(1+変動率)/(1+利率)

元利逓増償還率

毎年期末の年金が前年期末より一定率gで増加することを前提として、一定金額をn年間にわたって各期末に元金と利子を償還しようとする初年度の価値

  • r:年利率
  • g:変動率(r≠g)
  • n:年数

元利逓増償還率のエクセル計算式

=(利率-変動率)/(1-POWER( A , 期間  ))

尚、A =(1+変動率)/(1+利率)

逓増償却率(積立率)

毎年の償却額(積み立て額)が前年期末より定率gで増加することを前提とした場合、n年後に(1+g)のn乗を乗じた額に増加する元本を得るため、初年の期末に償却又は積み立てるべき価値

逓増償却率(積立率)のエクセル計算式

=(利率-変動率)/(1-POWER( A , 期間 ))-(利率-変動率)

尚、A =(1+変動率)/(1+利率)

逓増複利現価率

毎年定率gで増加する年金のn年後の額をrで割り戻した現在価値

  • r:年利率
  • g:変動率(r≠g)
  • n:年数

逓増複利現価率のエクセル計算式

=POWER( A , 期間  )

尚、A =(1+変動率)/(1+利率)

未収入期間の修正係数

未収入期間の修正係数は不動産鑑定評価をする際によく使う係数です。

土地残余法を適用する場合に、価格時点において更地を取得してから建物等を建設し、土地の純収益が発生するまでの未収入期間(m)年と建物の耐用年数(n)を加えて価格時点から通算の(m+n)年にわたって、各期末に連続して純収益が発生していると想定した場合の初年の期末純収益を求める修正係数です。

エクセルでの計算式のまとめ

利率 計算式
定数(A) =(1+変動率)/(1+利率)
元利逓増年金現価率 =(1-POWER( A , 期間 ))/(利率-変動率)
元利逓増償還率 =(利率-変動率)/(1-POWER( A , 期間  ))
逓増償却率 =(利率-変動率)/(1-POWER( A , 期間 ))-(利率-変動率)
逓増複利現価率 =POWER( A , 期間  )
未収入期間の修正係数 =POWER( A , 未収入期間 )*(1-POWER( A ,耐用年数))/(1-POWER(A ,未収入期間+耐用年数))




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