100坪といえば、広い土地。という代名詞のようにも使われますね。
地域によっては標準的な分譲面積は異なるものの、地価の安い田舎でも100坪といえば、広いというイメージがあります。
しかし、この100坪というのは意外にも活用が難しい土地なのです。
今回は100坪の広さはどのぐらいなのかを説明するとともに、100坪の土地の活用方法について解説していきます。
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100坪の大きさ、広さ
100坪の大きさについて考える前に、「坪」という単位を説明しましょう。
別記事「坪単価の計算。土地の平米と坪の換算方法を説明します。」で詳細に解説していますが、坪と平米の間には次の関係式が成り立ちます。
平米 = 坪 ÷ 0.3025
0.3025というのは不動産を扱う上で、大事な数字です。暗記しちゃってください。
この関係式で、100坪で計算すると
100 坪 ÷ 0.3025 = 330.57 平米
100坪は約330平米と分かりました。
100坪の土地のイメージ
閑静な高級住宅地というと、田園調布を想像する人も多いと思います。
田園調布には、「大田区田園調布地区地区計画」という決まりごとがあり、その中で最低敷地面積も定められています。
その最低敷地面積が165平米です。
最低敷地面積
建物を建築する際に、必要な最低限の敷地の面積。これ以上小さく土地を分割しては駄目ということです。
165 平米という数字にピンときた人はするどいですね。100坪(165平米)の半分なんです。つまり、田園調布では50坪より小さい土地に分割することが禁止されています。
田園調布といえば、敷地にゆとりのある高級住宅地というイメージがありますが、100坪の土地は田園調布のようにかなり敷地にゆとりがある土地です。
東京都であれば、30~40坪程度の住宅地がたくさんありますので、100坪といえば大豪邸というイメージになると思います。
100坪に近いもの
6レーンある25Mプールもおおよそ、300平米ちょとなので、だいたい100坪です。
100坪の土地はいくらで買える?
さきほど例に出した田園調布、公的な価格を調べると坪300万円ぐらいが地価相場です。
100坪を購入するとすれば、3億円です。一般人には手の届かない価格ですね...
では、他の地域ではどうでしょうか?少し古い調査にはなりますが、平成28年の各県の住宅地最高価格を調べた記事があります。
参考 H28年地価公示発表!都道府県別の価格最高地(住宅地)を調べてみた。
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H28年地価公示発表!都道府県別の価格最高地(住宅地)を調べてみた。
昨日、H28年地価公示での県別最高地(商業地)を調べてみました。今回は県内で一番高い住宅地はどこだ?そして都道府県別の価格のバランスはどうなっているの?を調べてみました。 PDF H28年地価公示の県 ...
東京の平均的な土地 | 坪100万円 | 1億円 |
三大都市圏の最高住宅地 | 坪200万円 | 2億円 |
新潟県の最高住宅地 | 坪50万円 | 5,000万円 |
人口30万人程度の都市の最高住宅地 | 坪30万円 | 3,000万円 |
田舎の県庁所在地の最高住宅地 | 坪20万円 | 2,000万円 |
坪20万円ぐらいの地域であれば、サラリーマンでも100坪の土地が手に入る可能性が出てきそうですね。
そうはいっても土地だけで2000万円なので、収入がしっかりした仕事についていないと無理そうですが。
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100坪の土地の活用は意外と難しい?
上でも書いたとおり、100坪というのはなかなか広い土地。活用しようとすると、なかなか難しい広さなんです。
100坪の活用は難しい!
分譲して売ろうにも宅地1画地には大きいです。形状によっては、分割線を入れずらいのです。
では、100坪の土地を自分で保有しながら活用するには、どのような方法があるでしょうか?
マンション・アパート経営
マンションであれば、100坪あればそれなりの規模のマンションを建築することが可能です。
駐車場用地を確保することも考えなければいけませんが、23区内であれば、そこまで駐車場にこだわることもありませんし、低層階を駐車スペースとすることも可能です。
15~20坪程度のスペースを残して、立体駐車場を建築することによって、駐車場を確保する手段もあります。
田舎であれば、2~3階程度の低層のアパート経営するには、100坪は十分な広さです。
駐車場経営
100坪土地の立地が、中心市街地で駐車場が確保しづらい地域であれば、駐車場経営はおすすめの土地活用方法です。
100坪の土地があれば、駐車台数も25台程度(駐車台数は、土地の形状に大きく左右されます)は見込むことができるでしょう。
月額5,000円ほど駐車代をとれるような地域であれば、コストをかけずに年150万円の不労所得を得ることができます。
月額1万円が相場の地域であれば、倍の年300万円です。
駐車場を設計する際、車一台のスペースがどれぐらい必要か?を悩むことも多いと思います。
こちらの記事「駐車場1台の面積は?駐車スペースの広さについてのまとめ」で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
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駐車場1台の面積は?駐車スペースの広さについてのまとめ
駐車場経営をするに当たって一番大事なのは、「何台分の駐車場を確保することができるか」です。 では、車一台に必要な広さ・スペースはどれぐらいなんでしょうか? 自分の土地には何台の車を駐車することができる ...
土地活用の投資を考えるなら、専門家の意見も聞く!
当たり障りのない100坪土地の活用方法について、簡単に説明しましたが、きちんと不動産投資を考えるなら、専門家の意見も聞くことが大事です。
もう一つは、一つの業者ではなく、複数の業者の意見です。
アパート建築、マンション建築、駐車場経営、どのような活用方法が良いのか、複数の色々な専門家の意見をもらうのが大事です。
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