アパート経営で一番気になるのは地域の入居率、空室率ではないでしょうか。
どんな良いアパート、マンションを作ったとしても。どんなに優れた設備のアパートにしたとしても、地域の空室率が高ければ、入居者はなかなか埋まりません
アパート経営のためには、1にも2にも空室対策が必要となります。
では、地域の空室率を調べるにはどうしたら良いでしょうか?
空室率を賃貸情報サイトで調べる
賃貸情報サイトでは、空室率を公表してくれている便利なサイトがあります。今日紹介したいのは、搭載賃貸物件数ナンバー1の「LIFULL HOME'S」です。
全国の賃貸物件を取り扱っており、掲載物件数は800万近くにも及びます。
URL LIFULL HOME'S
東京都の空室率を調べる
実際に、home'sのサイトでアパートの空室率を調べてみましょう。
日本地図が表示されるので、調べたい都道府県を選択します。これを見ると、長野県、山梨県は空室率が高そうです。
東京を選択すると、区市町村ごとの細かな空室率が表示されます。
東京23区のアパートの空室率
記事を書いている2017年11月現在の東京23区の空室率は次のとおりです。
23区 | 空室率 |
千代田区 | 36.5 |
中央区 | 27.7 |
港区 | 13.9 |
新宿区 | 15.0 |
文京区 | 13.1 |
台東区 | 18.4 |
墨田区 | 9.8 |
江東区 | 7.4 |
品川区 | 12.3 |
目黒区 | 28.2 |
大田区 | 17.4 |
世田谷区 | - |
渋谷区 | 14.8 |
中野区 | 9.9 |
杉並区 | 12.9 |
豊島区 | 18.9 |
北区 | 12.1 |
荒川区 | 20.5 |
板橋区 | 14.3 |
練馬区 | 15.5 |
足立区 | 18.2 |
葛飾区 | 16.9 |
江戸川区 | 12.5 |
千代田区や中央区が空室率が高いのは意外な感じがしますね。
区市町村という広い単位の空室率しか分かりませんが、区市町村のおおまかなイメージを知るには十分ですね。
より詳しい空室率を知るためには
私が生業にしている不動産鑑定評価におけるマーケットリサーチでもそうですが、アパートを取得するための空室率の把握では、市区町村単位では足りません。
もっと狭いエリアの同種のアパートの空室率を調べなければいけません。ではどこで調べるのでしょうか?
空室率を知るにはアパート管理を多く手掛けている地場の不動産業者にヒアリングをかけるのが一番です。また、実際に足を運んで、周辺のアパートの空き状態を調べるのも、調査の上では大切な仕事です。