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宅建試験、登録講習で5問免除で合格率アップ!

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宅建試験には試験問題の50問中、5問が免除されるという制度があります。

これは登録講習を終了した人だけの特権であり、難しい宅建試験を突破するための隠れ技のようなものです。

登録講習(5問免除)がどれほど試験で有利なのか、どのような人が登録講習を受講することができるのかを解説していきます。

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宅建試験・5問免除者の合格者

宅建試験の合格者の推移は次のとおり、合格率は概ね15%ほどで推移しています。

つまり、6人に1人しか合格できない難しい試験です。

宅建試験の合格者数の推移

受験者数は年々増え続けており、昨年(平成29年)の試験では20万人を超えました。

  H25 H26 H27 H28 H29
受験者数 186,304 192,029 194,926 198,463 209,354
合格者数 28,470 33,670 30,028 30,589 32,644
合格率 15.3% 17.5% 15.4% 15.4% 15.6%

5問免除者の合格率は?

では、登録講習を修了し、5問免除された人はどれぐらいいるのでしょうか。

そして、合格率はどれほど違うのでしょうか?

5問免除者の合格率

グラフを見れば一目瞭然ですね。

5問免除者の方が圧倒的に有利になっています。

合格率も5問免除者は20%程度、合格率の差は5%にもなります。

後で説明しますが、5問免除は誰でも申請できる訳ではありません、限られた人の特権なのです。もし宅建試験受験者で5問免除を受けられる人は、登録講習を修了しないと、かなりのになります。

ており、昨年(平成29年)の試験では20万人を超えました。

5問免除者の受験者数、合格者数、合格率をまとめました。

 5問免除者 H25 H26 H27 H28 H29
受験者数 36,250 39,930 41,696 44,165 48,328
合格者数 7,612 9,943 8,423 8,833 9,617
合格率 21.0% 24.9% 20.2% 20.0% 19.9%

20万人の受験者中、5万人弱の受験者が5問免除者です。受験者の4人に1人が5問免除の特権をうけています。

合格者では、3万2千人の合格者の中で、1万人弱が5問免除者です。合格者の3人に1人は5問免除者なのです。

受験者の4人に1人は5問免除者

合格者の3人に1人は5問免除者

5問免除を受けられる登録講習とは?

登録講習(5問免除)のメリットを存分に説明しましたので、5問免除を受けられる登録講習とはどのような制度なのかを説明します。

登録講習(5問免除)を受講できる場所

登録講習(5問免除)は大手資格予備校などの講習機関で受講することができます。

登録講習(5問免除)の内容は?

登録講習(5問免除)は、宅建業法第16条3項に基づく法定講習です。

ほとんどの講習機関で、2カ月の通信講習と、2日間(10時間)のスクーリング(DVD講義など)が講習内容となっています。

登録講習(5問免除)の内容

  • 通信講習 … 2か月
  • スクーリング … 10時間(2日間)

もう少し詳しく学習内容を説明すると、次の科目が学習内容になります。

登録講習(5問免除)の学習科目

  • 宅建業法その他関係法令に関する科目
  • 宅地及び建物の取引に係る紛争の防止に関する科目
  • 土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造、及び種別に関する科目
  • 宅地及び建物の需給に関する科目
  • 宅地及び建物の調査に関する科目
  • 宅地及び建物の取引に係る税務に関する科目

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登録講習(5問免除)を受けられる時期

講習機関によって多少の差はありますが、登録講習(5問免除)は4月~7月の間にスクーリングが行われます。

ということは、その2か月前(通信講習が2か月)ぐらいに、講習の申し込みを行わなければいけないということです。

登録講習の申し込みは2月末~5月末ぐらいです。

試験前(10月半ば)になって思い立っても、もう5問免除は受けられないのです。もし5問免除を迷っているのなら、申込期日内に確実に申し込んでください。

登録講習(5問免除)を受けられる人

ここが大事なのですが、誰でも登録講習(5問免除)を受けられるという訳ではありません。

宅地建物取引業者の従事者であることが必要です。

実務経験の期間は関係ありません。不動産屋さんなどにお勤めの人は5問免除を受けることができます。

メモ

従業者証明書(法の定める様式に従ったものに限る)の写しを提出できる人

5問免除とはどのようなもの?

今まで「5問免除」とだけ書いて、実際にどのような試験科目が免除になるのかの説明をしていませんでしたね。

宅建試験は例年全50問の試験になります。その問46~問50の5問が免除されます。

問題 科目
問46~48 宅地及び建物の需給に関する法令並びに実務に関する科目
問49・50 土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関する科目

免除されるのは1年だけではありません。

修了試験に合格した日から3年以内に実施される宅地建物取引士資格試験で有効です。

登録講習をどこで受講する?

登録講習の金額

大手の登録講習機関の受講料を調べてみると、15,000円~18,000円ぐらいです。

LEC東京リーガルマインドの受講料は16,000円

LEC東京リーガルマインドの良いところ

登録講習は大手資格予備校で受講するのがおすすめです。

宅建試験の参考書を割引で購入することができる特典もありますし、2か月後のスクーリングの日程がもし合わなくなってしまっても、大手ならば日程変更などの措置をしてくれる学校が多いです。

特に、LEC東京リーガルマインドは、出る順宅建という宅建試験受験者ならば誰もが知っている本を出版している学校でもあります。

2018年版出る順宅建士 合格テキスト 2 宅建業法 (出る順宅建士シリーズ)

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東京リーガルマインド LEC総合研究所 宅建士試験部
5,334円(04/26 20:53時点)
Amazonの情報を掲載しています

この出る順宅建を割引購入することができるので、かなりお得です。

もう一度書きます。合格者の3人に1人は5問免除者です。

→ LECの登録講習(5問免除)はこちらから

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登録講習受講者は宅建試験対策講座の受講割引もあるよ?

登録講習の受講者は、本家「宅建試験対策講座」の割引もあります。

宅建登録講習で5問免除を受け、試験対策講座も受講し、確実に平成30年の宅建試験合格を目指してください。




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