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森友学園の小学校用地は国が買い取り?登記を調べてみました。

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学校法人森友学園は強制捜査になってしまいましたね(6月19日)。不動産鑑定士の私としては、関与した不動産鑑定士まで捜査は及ぶのか、土地の不動産鑑定評価は適正だったのか、このあたりが気になりますね。

さて、7月1日に森友学園の小学校用地を国が買い取ったという報道がありました。

学校法人「森友学園」(大阪市)が小学校用地として購入した大阪府豊中市の国有地を、国が買い戻す手続きに入ったことが30日、関係者への取材で分かった。民事再生中の学園は、ほぼ完成していた校舎と土地を一体で第三者に売却する考えだったが、国が買い戻すことで、先行きはさらに不透明になる。

引用:毎日新聞|小学校用地、国が買い戻しへ 開校断念で手続き

森友学園の土地の全部事項証明書(登記)を取得した記事を先日書きましたが、せっかくなのでまた取得してみることにしました。

森友学園の土地登記(2017.7.3)

土地の登記はこうでした!と紹介させていただきたかったんですが、現在登記事件の処理中でした。報道を読み返すと、6月30日(金曜日)に国が買い戻す手続きに入ったとのことです。

登記手続きも金曜日に申請したということでしょうか。不動産登記(権利)の法務局の標準的処理期間は2.5日なので、明日か明後日ぐらいには登記の処理手続きも終わりそうです。また登記処理が終わり次第記事を更新したいと思います。

森友学園の土地登記(追記2017.7.10)

追記が遅くなってすいません。下の画像を見ていただければ分かるとおり、平成29年6月29日に国土交通省に買戻しがなされていました。報道では6月30日に買戻しの手続きに入ったとありましたが、実際は1日前の6月29日でした。

所有者等のまとめ

  • 所在:豊中市野田町
  • 地番:1501番
  • 地目:宅地
  • 地積:8770.43㎡
  • 所有者:国土交通省(平成29年6月29日買戻)

森友学園予定地の乙区(登記)

乙区には国土交通省を抵当権者とする抵当権の設定登記がなされていましたが、所有権移転と同日、混同により抹消されています。

 森友学園小学校校舎の登記はどうなってる?

当初国土交通省は更地での引渡しを求めていました。しかし6月19日現在森友学園が建てた校舎は建てられた状態で取り壊す気配もありません。ではこの建物の登記はどうなっているんでしょう?

登記情報提供サービスで確認したところ、同土地上には建物の登記はありませんでした。登記がなされる前に問題となってしまったので、登記がなされないままそのままになってしまったんでしょうか。

まとめ

 

土地は国に返還されました。今後は建物をどうしていくのかが跡地活用の観点からは重要になってくると思います。

未活用の工場施設、学校施設の跡地利用に関する調査報告書について

平成28年3月に(一財)日本立地センターから発表されている、「平成27年度地域経済産業活性化対策調査(未活用の産業用地・施設及び工場跡地・空き工場等の利活用実態及び利活用促進策に関する調査・分析)報告 ...

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そもそも今の校舎の所有権は誰に帰属しているんでしょうね。建築を請け負った会社でしょうか?

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