建設と建築はどうちがうのでしょうか?
紛らわしこの2つの用語の違いを解説していきます。
建築と建設の違い
建築と建設の違いを考える場合、まずは建築の定義について確認してみると分かりやすいです。
建築については建築基準法に用語が規定されています。
建築基準法 第2条(用語の定義)
13 建築 建築物を新築し、増築し、改築し、又は移転することをいう。
簡単にまとめると、建物を建てる行為が建築です。
建設ってどんな意味?
建設は、建築物をはじめとして、道路や橋などを広く含んだ構造物をつくる行為です。
つまり、建築は建設の中の一部なんです。
建設工事と建築工事
建設業法で、建設業は「元請、下請その他いかなる名義をもってするかを問わず、建設工事の完成を請け負う営業をいう」とされています。
同法の別表では、建設工事を土木工事・建築工事と、その他の専門工事27種類の合計29種類を建設工事として具体的に列挙してます。
建設工事の29種類
- 土木一式工事
- 建築一式工事
- 大工工事
- 左官工事
- とび・土工・コンクリート工事
- 石工事
- 屋根工事
- 電気工事
- 管工事
- タイル・れんが・ブロツク工事
- 鋼構造物工事
- 鉄筋工事
- 舗装工事
- しゆんせつ工事
- 板金工事
- ガラス工事
- 塗装工事
- 防水工事
- 内装仕上工事
- 機械器具設置工事
- 熱絶縁工事
- 電気通信工事
- 造園工事
- さく井工事
- 建具工事
- 水道施設工事
- 消防施設工事
- 清掃施設工事
- 解体工事
建築と建設の英語
最後に建築は英語ではどう訳すのかにふれておきます。
日本語 | 英語 |
建築 | Architecture |
建設 | Construction |
いかがだったでしょうか。
建築と建設の意味の違い、使い分けがお分かりいただけたでしょうか。