第一種低層住居専用地域、通称”１低専”には何が建てられる？

用途地域によって建てられる建物が異なり、街並みや景観も異なってきます。

「用途地域」は住宅地、商業地、工業地の３種類に大別され、細かくは全12種類に分けられます。

今回は住居系の一つ、「第一種低層住居専用地域」について説明してみます。

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第一種低層住居専用地域とは？その定義

用途地域は都市計画法の第9条に定められています。

第一種低層住居専用地域の特徴

第一種低層住居専用地域は、２～３建て以下の低層住宅のための良好な住環境を保護するための住居系の地域です。一戸建ての住環境としては最も優れているともいえます。

低層住宅のための地域なので、小規模なお店や事務所を兼ねた住宅（併用住宅）や小中学校などが建築することができます。

第一種低層住居専用地域の略称

略称は「１低専」、よみは「いっていせん」と読まれることが多いです。

第一種低層住居専用地域の色

用途地域の指定は色塗りと言われていますが、用途地域の種別ごとに色が定められています。第一種低層住居専用地域の色は緑色です。

用途地域の調べ方

用途地域は自治体の窓口（都市計画課など）で調査しますが、最近はインターネットでも用途地域などの都市計画情報を公開している自治体も増えてきました。

「自治体名　用途地域」などと検索すると見つかるかもしれません。

第一種低層住居専用地域で建てられる建築物

まとめ

住宅、共同住宅、下宿、幼稚園、小・中・高等学校、公衆浴場、診療所、一定の兼用住宅，図書館，寺社，老人ホーム、巡査派出所、その他公益上必要な建築物に限り建築可能というのが第一種低層住居専用地域の特徴です。

低層住宅がメインなので、店舗や事務所、工場などはほとんどが建てられない厳しい制限を受けます。