住宅の工法は「在来軸組工法」「ツーバイフォー工法(枠組壁工法)」そして「鉄骨住宅」が主なものです。
- 在来軸組工法
- ツーバイフォー工法(枠組壁工法)
- 鉄骨住宅
メリットデメリットはそれぞれにあり、一長一短ありますが、各ハウスメーカーは得意とする工法を採用して家づくりをしています。
「在来軸組工法」「ツーバイフォー工法(枠組壁工法)」「鉄骨住宅」どの住宅も建築します!というハウスメーカーは少なく、ハウスメーカーを選ぶことによって工法は決まります。
この記事では、有名なハウスメーカーがどの工法を得意(採用している)かを、工法ごとにまとめました。
在来軸組工法(在来工法)を採用するハウスメーカー
在来軸組工法は昔ながらの工法なので、在来工法とも呼ばれます。
在来軸組工法は、木の柱と梁(はり)、筋交い(すじかい)で構成された、昔ながらの伝統的な木造工法です。
- 住友林業
- 一条工務店
- タマホーム
- 積水ハウス(シャーウッド)
- パパまるハウス
- ダイワハウス
積水ハウスは主に鉄骨住宅を得意とするハウスメーカーですが、シャーウッドブランドでは木造の在来工法の住宅を提供しています。
住友林業のような高価格のハウスメーカーがあるのに対して、ローコスト住宅を手掛けるタマホームなども在来工法を採用しています。
戸建住宅シェアが第2位の一条工務店も在来工法を採用した家づくりをしています。
ダイワハウスは鉄骨住宅のイメージが強いですが、木造(在来工法)も手掛けています。
在来工法の主な特徴
在来工法の一番のメリットは自由設計です。
「こだわりの住宅を建てたい!」「土地が狭いので、土地を目一杯有効活用して家を建てたい!」などの要望に応えられるのが在来工法です。
しかし、各会社に規格があるため、どんな建物も自由に建てられるかといえば、実際はできないこともあります。
ツーバイフォー工法(枠組壁工法)を採用するハウスメーカー
ツーバイフォー工法(2×4工法)は、床や天井、壁などの面で建物を構成します。
北米から輸入された工法で壁工法ともいいます。
- 三井ホーム
- 住友不動産
- 三菱ホーム
- 東急ホームズ
- ミサワホーム
- スウェーデンハウス
- エス・バイ・エル(S×L)
ミサワホームの木質パネル接着工法、エス・バイ・エルのS×L構法など、ツーバイフォーを独自に進化させたハウスメーカーも多いです。基本はツーバイフォー工法なので、ツーバイフォーに分類しました。
ツーバイフォー工法を代表するハウスメーカーといえば三井ホームです。(一社)日本ツーバイフォー建築協会の会長も三井ホームの社長ですね。
鉄骨住宅を採用するハウスメーカー
鉄骨住宅の特徴としては、何と言っても耐震性。
耐震性を重視する方が、鉄骨住宅を選ぶ傾向が強いです。
- 積水ハウス
- ダイワハウス
- 旭化成(へーベルハウス)
- パナソニックホームズ(パナホーム)
- トヨタホーム
- セキスイハイム
日本を代表するハウスメーカー「積水ハウス」は鉄骨住宅を得意としています。
建物ができるまで図鑑
建物の構造のことをもう少し詳しく知りたい方には、図解たっぷりの建物ができるまで図鑑がおすすめです。
「木造住宅」「RC造・鉄骨造」の2冊に分かれており、いずれも建物の内部構造がどうなっているかが非常に分かりやすく描かれています。