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宅建登録実務講習を受講するならどこ?価格や会場を比較してみました。

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2017年11月29日(水曜日)は宅建士試験の合格発表です。

受験生のみなさんお疲れ様でした。

宅地建物取引士の合格者が都道府県知事の資格登録を受けるためには、宅地建物の取引に関して2年以上の実務経験が必要です。しかし実務経験を経ないで宅建士登録することが可能です。

それが宅建実務登録講習です。

本記事では、宅建実務登録講習の概要を説明し、講習を行っている機関を比較してみたいと思います。

筆者は宅建実務登録講習の講師もしています。どこかで教壇に立っていますのでどこかでお会いするかもしれませんね。

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宅建登録実務講習の実施機関

宅建業の実務経験のない方が宅建士登録を受けるには、本講習を受講し修了することが必須ですが、どの講習でも良いわけではありません。宅地建物取引業法施行規則第13条の16第1号に基づき国土交通大臣の登録を受けた講習を受講する必要があります。

国交省に登録されている登録実務講習実施機関一覧は次のとおりの16社です(平成29年9月28日現在)。

宅建登録実務講習を徹底比較!

会社名をみると資格の総合教育機関のようなLECやTACから、建築系に強い日建学園、地方に特化した団体など様々です。正直どこを選べばよいか分かりませんよね。

価格、教材、受験会場など多方面からどの学校の講習が優れているかを分析します。

宅建登録実務講習の価格比較

まずは価格をみていきましょう。10月12日現在、平成30年の開校日程が明らかでない学校が多いです。平成29年の前年価格を参考に表にしています。適宜修正をしていきます。

団体 価格(税込み)
不動産流通推進センター 21,000円
東京リーガルマインド 20,500円
日建学院 24,000円
TAC 20,000円
総合資格 20,000円
九州不動産専門学院 27,000円
日本ビジネス法研究所 24,000円
宅建実務教育センター 13,000円
職能研修会 18,000円
住宅新報社 19,000円
Social Bridge 20,000円
Kenビジネススクール 17,000円
ハートステーション 18,000円
プライシングジャパン 不明
新潟県宅建サポートセンター 20,000円
アットホーム 不明

気になる料金ですが、TAKKEN5こと宅建実務教育センターが最安値です。宅建実務教育センターは受験会場や受験期日によってかなり受講料金に差があります。最も安いものだと6,000円というびっくりな価格もありましたので探してみてください。

一般的には2万円程度が宅建実務講習の受講料金の相場となっています。

ちょっと高めの料金設定となっている学校にも、web割引早期割引が用意されている場合があるので、数千円の割引が受けられる可能性があります。

受験会場はどこに?

東京であれば、ほとんどどの学校の講習も受けられます。しかし地方だと学校がかなり限られてしまいそうです。

団体 受験会場
不動産流通推進センター 東京、名古屋、大阪
東京リーガルマインド 全国31か所
日建学院 全国47都道府県
TAC 北海道、仙台、東京、神奈川、埼玉、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡
総合資格 全国47都道府県
九州不動産専門学院 九州、沖縄
日本ビジネス法研究所 北海道、仙台、東京、横浜、大宮、千葉、静岡、名古屋、大阪、広島、福岡など
宅建実務教育センター 東京、名古屋、大阪
職能研修会 神奈川県
住宅新報社 東京、名古屋、大阪、福岡
Social Bridge 大阪
Kenビジネススクール 東京
ハートステーション 不明
プライシングジャパン 不明
新潟県宅建サポートセンター 新潟
アットホーム 東京、神奈川

全国を網羅している日建学園、総合資格。主要都市で行う東京リーガルマインド、TAC、日本ビジネス法研究所。その他は東京や会社の所在する地域でのみの開催となっているようです。

講習内容は?

法定講習となっているので、どこの学校もほぼ同じ内容の授業内容となります(規則第13条の21第4号)。

科目 時間
宅地建物取引士制度に関する科目 1時間
宅地又は建物の取引実務に関する科目 37時間
取引実務の演習に関する科目 12時間

全部を合計すると50時間の講習となります。ただ、一部は通信教育で代替することが可能なので、ほとんどの学校では、約1か月間の「通信学習」、2日の「演習(スクーリング)」、そして最後の1時間程度の「修了試験」となっています。

宅建実務登録講習の内容(例)

  • 通信学習(1か月)
  • スクーリング(2日、12時間)
  • 修了試験(1時間)

実際に学校に通わなければいけないのは、スクーリングの2日間だけです(修了試験はスクーリング最終日に行われることが通常)。

演習内容については、正直全部を知っている訳ではないので何とも言えません。ただ、関わったことのある学校のものはきちんと作りこまれており、実務に触れたことが無い人でも分かりやすい内容となっていたと思います。

講義に使うテキストは、実際に不動産実務に携わるようになっても役に立つようにできています。そういう意味では、資格のテキストを出版している「TAC」「東京リーガルマインド(LEC)」はおススメです。

登録実務講習・修了試験は難しい?難易度は?

試験と聞くとびくっとしてしまいますよね。どの学校のコースにも修了試験や確認テストのようなものが設けられています。どれぐらいの難易度なんでしょうか?

ほとんどの学校では90数パーセントの合格率です。公表していない学校については分かりません。

LECのホームページを見ると、「修了試験の合格率は99.8%以上(平成28年度実績)」と書かれていました。さすがに100%というのは難しいですが、ほとんどの方が合格できる難易度と考えて良いでしょう。

特に宅建試験を合格した年に受講するような方はほぼ全員合格されています。逆にいうと、数十年前にテストだけ受かっていて、登録実務講習を受けているような人がたまに不合格になってしまうケースが多いかなと感じています。

再受講が可能な学校もあるので、学校選びの際に確認してみてください。

おススメの実務登録講習の学校は?

何を優先して学校を選ぶかによっておススメの学校は異なってきます。いくつかにわけておススメしてみます。

価格最優先なら宅建実務教育センター!

東京、名古屋、大阪に住んでいるなら間違いなくおススメなのが圧倒的な低価格の宅建実務教育センターです。表では13,000円と記載していますが、受験会場と日時によっては1万円を切る価格で受講することも可能です。

参考 一般社団法人宅建実務教育センター

地方にありがたい日建学院

地方に住んでいると選択肢がかなり限られますが、日建学院のような大手の講義を受講できるのはありがたいです。価格がちょっと高め設定なのが気にかかりますが、大手なので文句なしのおススメです。

参考 日建学院

安心の大手、東京リーガルマインド

LEC(レック)の呼び名でおなじみの東京リーガルマインド。昔から法律系の資格には強い印象がありましたので安心して受講できます。書籍も多く出版しているので、教材もしっかりしており実際不動産実務に携わるときにも教材を使うことができます。実務本を買わなくても済みますね。

参考 東京リーガルマインド

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