太陽光用地の買取価格・賃料はいくらぐらいが相場なのでしょうか?
以前「大規模太陽光発電所(メガソーラー)の地代の一例」という記事を書きましたが、群馬県のゴルフ場跡地での地代は年間で60~80円/平米でした。
49,300平米という広大な土地だったので、年間では200~300万円の地代になります。
では、一般的に太陽光用地の買い取り価格・賃料はいくらかなんでしょうか?
最近、太陽光用地を探しているDMがよく届くのでそのダイレクトメールに書いてある買取価格・地代をまとめました。
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太陽光用地の土地価格
太陽光が流行り出したころは、坪1万円を超える価格で太陽光用地がよく売買されていました。
坪2~3万円ぐらいの取引が多かったような気がします。
その後、売電価格も下がってきてしばらくは坪1万円というのが一般的な太陽光用地の相場となっていました。
最近の相場はどの程度なのでしょうか?
送られてきたダイレクトメールには
遊休地・空き地・農地転用できる畑・田んぼなど、太陽光に適した日当たりの良い200~600坪の土地を探しています!
とあり、買取価格については、坪5,000円~となっています。
確かに実際の取引を調べてみても、坪1万円を超える取引は少なく、坪5,000円~坪10,000円の間での取引が多いように感じます。
太陽光用地の地代
次に地代です。
地代については、年間100円/平米となっています。
太陽光用地の利回り
価格と地代から利回りを計算してみましょう
利回り = 地代 ÷ 土地価格 =100 ÷ 1513 (坪5000円)= 6.6%
DMには、土地価格は坪単価、地代には平米単価が記載されていたので、坪と平米の単位換算を行っています。
計算方法については、記事「坪単価の計算。土地の平米と坪の換算方法を説明します。」を読んでいただければと思います。
太陽光用地の利回りは6.6%と計算できました。
賃貸借の内容が分からないので何とも言えませんが、田んぼ一枚(1反)の土地を貸して、年間10万円弱のきんがくです。
遊ばせておくよりは良いですが、思ったより安いですね。
参考 1坪は何平米(㎡)?間の読み方は?何メートル?坪、間などの尺貫法の単位について
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地代と売電価格の関係
冒頭で紹介した記事「大規模太陽光発電所(メガソーラー)の地代の一例」では、売電収入と地代についても触れられていました。
SBエナジーは売電収入の3%(年間約300万〜400万円)を土地代として村に支払っており
つまり、売電収入の3%が地代という関係があります。
年間10万円弱の地代を支払うということは、田んぼ1枚で、事業者は300万円程度の売電収入を見込んでいることが予想されます。
チラシ一枚からでも色々なことが想像できて楽しいですね。